まねき屋の張子blog

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テキヤの実際 その3

さて、いよいよ露店の設営です。

祭りが始まる前に
設営は完了していなければなりませんが
設営を開始するタイミングは祭りによって違います。
何日何時から始まるか、は
受付時、担当者の居る机に貼ってありますので
申し込みの受付の時に確認しておきます。
祭り当日の朝10時からとなっている場合が多い様ですが
これも10時ピッタリに始まる事はあまりありません。

設置場所は基本的に前年と同じですが
正式には当日にならないと判りません。
設営場所を発表する事を「場所割り」と言います。
その場所割りの方法も祭りによって違います。

伝統的な方法としては
担当者が、露店場所を詳細に書いた
手書きの地図(手板)を持ち
出店予定現場を歩きながら、
その場所場所で
「ジク、〇〇さん」
「金魚、△△さん」
と、商売のネタと、出店者の割り振りを
読み上げて行く、と言うのがあります。
呼ばれた人は
「有難う御座居ます」
又は
「よろしくお願いします」
と応答します。
自分が呼ばれるのを待つ為に
大勢の人が担当者の後ろを
ぞろぞろ付いて歩いて行く事になります。
呼ばれたらそれ以上付いて行く必要はありませんので
読み上げが進む度に一人また一人減っていく事になります。
ただ、その間他の通行の邪魔になる為か
今はこの方法はあまりされていない様です。

近年多い方法は
出店場所に番号を振り
当日に番号札を配布する、と言うやり方です。
番号札はボール紙を切った物が使われたり
受付の時に半券を返さずに
それを番号札にしたり、
これも場所によって色々です。
申し込みの手続きをした場所に
担当者が来て
「ジク、〇〇さん」
と順番に読み上げます。
その札を受け取って、手続きは終了です。
受け取る時に
「有難う御座居ます」
と言うのが慣例です。

更に手間を省いた方法としては
道路にネタを書いたガムテープを貼り
それを見て各々が
自主的に場所を確認する、と言うやり方があります。
当方は「張子」で、他の人とかぶりませんので
確認は簡単です。


場所を確認したら荷降ろしをして設営の始まりです。
とは言え、出店場所が予め判っている場合は
(初めて出店をする場所以外、殆どがそうなのですが)
前日の晩に荷降ろしだけをしてしまいます。
荷物をブルーシート等で覆って
置いておくのです。
当日は出店の準備をする人と車でごった返しますので
可能な人は予め前夜に荷降ろしだけをして置きます。
設営の手順は以前の日記(→こちら)を参照して下さい。

設営が完了しても、すぐに商売が出来る訳ではありません。
以前の日記では既に天幕(テント、屋根)を上げていますが
それはたまたまそう言う祭りだったからで
本来は担当者の許可が出るまで
天幕を張る事は許されません。
売り台の組み立てを終えても
天幕を張らずに待たなければいけないのです。
天幕を張る事は商売の始まりを意味します。
たとえ商品を並べ終えていたとしても
許可を得ずに勝手に商売を始めてはいけないのです。

全体が概ね設営をし終わった所で
担当者が手板を元に最終確認をして回ります。
場合によっては、当日に出店キャンセルが出たりして
店の配置を微調整をする事もあります。
最終確認が終わると担当者の合図で
一斉に天幕を上げます。
やっとこれで露店の商売の始まりです。

商売が始まってからも
物を売る事とは別に
やらなければいけない事が幾つかあります。

それはまた次回に……


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