まねき屋の張子blog

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テキヤの実際 その4

 さて、これでやっとテキヤの商売が始まりました。
ですが、商売中にやらなければならない事もあります。
それは電気代清掃代等の支払いです。

申し込みの時に支払った場所代は
あくまでも場所を確保する権利の代金です。
出店には照明が必要ですし
大量に出るゴミを清掃しなければなりませんので
それの代金は実際に出店した際に
支払いが必要になります。
また、場合によっては
祭礼を行っている神社やお寺への寄付金を
徴収される事もあります。
それらは組の人が一軒一軒出店を回って
徴収して行きます。

金額は祭礼の規模や期間によっても違いますが
電気代は電球一つで4000円、
清掃代は8000円が平均的でしょうか。
電気代は電球の数で決まります。
電球が2個あれば、単純に2倍の値段になります。
なので担当者が
その場で電球の数を確認してから
徴収して行きます。
寄付金は500円か1000円が多い様です。
それらの代金を支払うと一応領収書をくれます。

尚、組の人が自分達の庭場(縄張り)や
他所の場所でも、兄弟分等の関係の深い人の庭場で
出店した場合は
特権として、その時に場所代の半額が返金されます。
これを「義理返し」と言います。
因みに、当方の様な「シロウト」には
基本的にこの恩恵はありません……


代金の徴収方法にも幾つかあります。
昔ながらのやり方では
出店の商売も佳境に入った頃合に
露店の出ている道の真ん中を
担当のリーダー格の人が
「バイチュウ恐れ入ります!」と大声を出しながら歩き
手下の人が大名行列よろしく後に付いて行き
各店を手分けして徴収して行く、と言うのがあります。
因みに「バイチュウ」とは「売中」、
即ち「商売中」の意味です。

ただ、この方法は
祭に来て頂いたお客様に
無用の威圧感を与えてしまう為か
現在では殆ど行われていない様です。
その為、現在では多くは
大声で歩く人を省略した形で
代金の徴収が行われています。

出店に徴収の担当者が
「バイチュウすんません」と
目立たぬ形でやって来ます。
客で店の前が塞がっている時は
脇の方から声を掛けられます。
あくまでも控え目で
客を押しのけるような事はしません。

清掃費と電気代の徴収は
別々の人がするのが基本の様です。
祭によっては電気代は
配線工事をした電気工事会社の人が
徴収を行う事があります。
その場合、電気代を支払うと
その証拠として領収書代わりに
電気工事業者の印を押した荷札の様な物を
露店の目立つ部分にくくり付けてくれる場合もあります。


これらを支払いさえすれば
あとの売上金は全て自分の物になります。
徴収額は歩合では無く、固定です。
売れば売るほど見入りは大きくなります。
逆に言えば、どんなに売れなかろうと
場所代電気代清掃代は支払わねばなりません。
なので、

 テキヤ殺すにゃ刃物は要らぬ
 雨の三日も降れば良い

と、昔から言われています。

祭りの出店は楽しいのですが
天気に極端に振り回されてしまうのは
困ったモンです……


(まだ続くかも)

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四方山話 | permalink | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |

この記事に対するコメント

電球1個で4千円……

お掃除1回8千円……
しかも寄付金までかぁ……

そう言う世界なんですね。

テキヤ稼業って楽ぢゃないっすね。

で、続きは何時?

きのこ堂 | 2010/09/25 7:52 AM

>>きのこ堂さん
ショバ代を含めると約3万円ですね。

安くは無いですが、万が一何かがあった時の
安心代でもあります。

次きは……いずれその内w
次回は感動?の最終回になる予定です♪
まねき屋 | 2010/09/25 11:13 PM
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