まねき屋の張子blog

まねき屋の張子作業に関するblogです
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テキヤの実際 その7

長らく放ったらかしで申し訳ありません……m( _ _;)m


三寒四温の言葉通り、寒かったり暖かかったりしていますね。

所で、 
 
 テキヤ殺すにゃ刃物はいらぬ 雨の三日も降れば良い

と言う言葉があったりします。

露店商は文字通り「露天」で商売をしていますので、
売り上げは天候に大きく左右されてしまいます。
例え晴れていても、暑過ぎても寒過ぎても客足に影響しますが
中でも一番の大敵は雨です。
雨が降っては客はまず出て来てくれません。

それに加えて当方の場合は
売っている物が和紙を材料にしていますので
水が掛かっては困ります。
一応、表面保護としてクリアラッカーは塗っていますが
完全防水ではありませんので
長時間、雨粒が着いてしまっては困ります。

かと言って、雨だからと露店を休む訳には行きません。
祭礼の期日は限られています。
それを休んではおまんまの食い上げですし
わざわざ当方の出店を目当てにいらして下さったお客様にも
申し訳ありません。

その為、雨の日にはビニールシートで両脇を覆い
雨が吹き込まない様に防御をします。
正面はお客様の為に開けておきますが
どうしようも無い程の大雨の時には
正面もビニールシートで覆い、小降りになるのを待ちます。
そんな時は中で寝てたりもしますw

所で、雨の時に困るのが雨漏りです。
露店は使い続けていると色々と劣化して行きます。
屋根のテントに気付かない内に擦れたりして穴が開いてしまい
其処から雨漏りをして売り物を直撃する事があります。
雨漏りは、雨が降らないと発見出来ませんし
発見した時は手遅れになるので困った物です……

それと、大雨の時には屋根を伝う水の量が極端に多くなる為に
雨水が思わぬ動き方、伝い方をして
意外な所から水漏れを起こす事もあります。
そうなったらもう大慌てで対処療法をするしかありません。
ビニールシートを折ったり重ねたり
ガムテープで穴を塞いだりでてんてこ舞い。
とにかく露店に雨は大敵です。

また、冬には雪が降る事があります。
雪は雨みたいに一気に水が流れる事はありませんが
雨以上に厄介な事があります。
雨は余程の暴風雨でも無ければ
屋根さえしっかりしていれば問題無いのですが
雪はふわふわと舞い落ちる為に
ビニールシートで覆った奥の奥にまで
舞い込んで来るのです。
そして、着地するとすぐに溶けて水になります。
目に付かない場所で水滴になって
それで張子が幾つもダメになってしまった事もありました。

何ヶ月も掛けて準備をして
数日の祭礼期間にだけ出店をする。
それがその日の天候によっておじゃんにされてしまう事もある。
天気の事だから誰に文句を言う事も出来無い……

そんな思いをしながらも露店が辞められない。
露店は麻薬みたいな物かも知れませんw



所で、3月28日発行のカドカワムック『怪』35号に
当方の記事が掲載されています。
顔バレ年バレイヤン(*・∀・*)ではありますが
よろしければお読み下さいませ(→amazonサイトへ)。

m( _ _ )m


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お越し下さいませ(^−^)/

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四方山話 | permalink | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |

この記事に対するコメント

私目も同じく…「〇〇〇殺すにゃ刃物はいらぬ 雨の三日も降れば良い」状態な商売でして…観察会などのイベントが雨天などで中止になると収入がゼロになります…(笑)
(原発事故の影響で昨今は更に厳しいです)
山や河原で茶店を営んでいる人たちも、天気によって商売が左右されることでしょう。
特に私が最近足を運んでいる陣馬山、景信山の茶店は土日しか営業していません。その方々はむしろ茶店が副業なのかもしれませんが、天候次第で収入が減ることには変わりなしですよね。
真夏は特に海の家やらビール会社とビールを海の家に卸す酒屋もお天気商売かな、と。
ちなみに私はテキヤを現代的に表現するなら「イベント会場販売者」というべきか、いつもニコニコ現金払いの商売で会計明朗(たまに商品はいい加減だったりする店もありますが(笑))、人情的でお金では買えない素敵な体験も出来ますよね!
テキヤの文化は日本の文化として何とか後世に伝えたいですね。
北条氏康 | 2012/04/05 1:18 AM

>>北条氏康さん
イベント関係や行楽地の仕事は確かにテキヤ的側面が強いですねw
それこそ「雨の三日も・・・・」ですよね。

テキヤは義理と人情とコネとメンツが大きな意味と力を持つ
「ザ・日本」て感じの文化ではありますねー
恐らくそのシステムはこの先も営々と続いて行くと思います♪
まねき屋 | 2012/04/06 1:12 AM
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