まねき屋の張子blog

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右猫の日、左猫の日

今回は招き猫の色塗り作業の話を。

招き猫の顔を描く時は
まず、目の黄色の部分から始めます。


この目の位置がかなり重要なポイントです。

次に、目の輪郭を描きます。

輪郭の取り具合で、表情が決定してしまいますので
神経を集中して描きます。
同時に、眉と鼻を描きます。
同じ筆を使うので、勢いで描いてしまうのです。

次に、瞳を入れます。

当方は、やや上目遣いになる様に描いています。

次に、耳、口、爪を描きます。

これも同じ筆で一気に描きます。


続いて模様を描きます。
此処では「丸福」の柄を描きます。

最初は桃色で丸を描きます。

平面では無い場所に
綺麗な円になる様に描くのは結構難しい物です。

次に、金で「福」を描きます。

字のバランスが中々難しい所です。

この後、ラッカーを塗って色塗り作業は終了です。

そして串から外し、底面のバリを取って
真っ直ぐに立つ様にして完成です。



所で、この招き猫の顔を描く時に困るのが
日によって筆の走り具合=指の動き具合が違う事です。
右目を描く時と、左目を描く時では
筆の動かし方が違うのですが
日によって
「今日は右目の方が描きやすい」
「今日は左目の方が描きやすい」
と言うのがあるのですね。
実際に描き始めてみないと
今日はどちらか、と言うのが判らないのがとても厄介です。

細かく言うと、
「黄色の部分は、今日は右目の方が描きやすい」
「輪郭線は、今日は左目の方が描きやすい」
「ヒゲは、今日は右側の方が描きやすい」
更に
「今日は全体に右手猫の方が描きやすい」
と言う事もあります。
それらを当方は
「右猫の日」「左猫の日」と勝手に称しています。

「右猫の日」は、どうやって描いても
左猫は上手く描けません。
また、それの逆の場合も勿論あります。
そして、極々たまに、どちらの猫も上手く描ける日もありますし
逆に、どちらの猫も上手く描けない日もあります。

以前、招き猫を彩色していたら、
左右どちらの猫も綺麗に描けた日がありました。
そう言う時は、作業が楽しくて仕方ありません。
ウキウキしながら顔を描き終え、
お腹の模様を描き始めた所、
妙な事に「福」がどうにも上手く描けませんでした。
「福」の字の、各部分のバランスがちぐはぐになったり
「田」の十字の部分が直角にならなかったり。
ついさっき迄のウキウキは何処へやら。
途端に苦心惨憺しながら筆を運ぶ事になってしまいました……
世の中、中々上手く行かない物です。


あ、これはあくまでも、
当方が彩色作業をする際の個人的感覚です。
最終的にはちゃんと仕上げていますので
お買い上げ頂く際には、支障が無い筈です(^ω^;)

どうぞご心配無く、お買い求め下さいませ♪


それにしても、どんな彩色作業も
淀み無く、すいすいと出来る様になりたい物です……


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